『さらば、象』の舞台映像をオンライン配信でお届けします。

会場にお越しいただけなかった方や、もう一度観たい、あの人に観てもらいたいという方もぜひご利用ください!

〜オンライン配信・概要〜

購入先: ニットキャップシアター WEB SHOP

購入後、72時間以内に「ご案内状」のPDFデータをダウンロードしてください。
PDF内に配信先のURLとパスワードを記載しています。

チケット販売期間: 2025年3月1日(土)12:00 ~ 5月6日(火・祝)21:00

配信期間: 2025年3月10日(月)12:00 ~ 5月6日(火・祝)23:59

※配信期間中であれば何度でもご覧いただけます。
※配信版では一部演出や使用楽曲等が上演時と異なる場合がございます。予めご了承ください。

配信料金: 2,500円

上演時間: 約160分

公演パンフレット: 準備中

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〜作品概要〜

*『さよなら家族』:アイホールがつくる「伊丹の物語」プロジェクトとして、
ごまのはえの作・演出により 2017 年に上演。
詳細情報はアイホール Web サイト内のアーカイブページへ。
▶ https://www.aihall.com/itamiproject_29/

公演特設サイト】→https://mogamos.link/dohwawoenjiru/

脚 本:ごまのはえ  
演 出:小原延之
音 楽・演奏:おがわてつや
出 演:髙安美帆、門脇俊輔、澤村喜一郎、仲谷萌、⻄村貴治、山谷一也、
     高田晴菜、越賀はなこ、山﨑茉由、高橋敏文、大路絢か、
     尾澤ショータロー

会 場:AI HALL(伊丹市立演劇ホール) 
   兵庫県伊丹市伊丹2-4-1

日 時:2025年1月31日(金)〜2月3日(月)
    1月31日(金)19:00 *初日割あり
    2月1日(土)13:00 / 18:00
    2月2日(日)14:00
    2月3日(月)14:00

   
【スタッフ】
舞台監督:河村都(華裏) 舞台美術:竹腰かなこ 照明:葛⻄健一 音響:三橋琢
映像:飯阪宗麻(NOLCA SOLCA Film) 衣裳:イトウワカナ(intro) 
小道具:仲谷萌 演出助手:小山裕暉 
マイム指導:いいむろなおき(いいむろなおきマイムカンパニー)
宣伝美術:山口良太(slowcamp) 絵:竹内まりの 
制作:門脇俊輔、澤村喜一郎、高田晴菜、山﨑茉由、植村純子
【協力】
エイチエムピー・シアター・カンパニー、劇団再放送、原脈、合同会社いった、
市立伊丹ミュージアム、石谷太郎、鹿島康司、⻲田吉雄
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動)
   独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:伊丹市、公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団
京都芸術センター制作支援事業
企画・製作・主催:一般社団法人毛帽子事務所、ニットキャップシアター

〜アーティストコメント〜

ごまのはえ【脚本】
 苦労話が伝わりづらい世の中です。
例えば身勝手な旦那に振り回された女性がいるとします。
どれだけ苦労したか語っても、若者からは「別れたらええだけちゃうん」と
歌心のない返事しか返ってきません。けれどそんな若者ももう少し我慢して
耳を傾ければ、語り手が昔の自分に寄り添い、若き日の自分を励まし、
今の自分を労っている姿を見ることができるでしょう。
それは感動的な姿です。若者の苦労話離れが言われて久しい昨今、
この姿を拝むことなく老いゆく人が沢山いるのは寂しいかぎりです。
『さらば、象』は平たく言うと「苦労話系演劇」です。
沼に咲く蓮のような清々しいお芝居です。
この豊穣な世界をアナタも覗いてみませんか。
特に親の苦労話がもう聞けなくなった方、
まだ生きてるけど聞きたくねぇやって方は、
ぜひご来場ください。 

【プロフィール】大阪府枚方市出身。ニットキャップシアター代表。
京都を創作の拠点に大阪、東京、福岡、名古屋などの各都市で公演を
続けている。『愛のテール』でOMS戯曲賞大賞、『ヒラカタ・ノート』で
OMS戯曲賞特別賞及び新・KYOTO演劇大賞、『チェーホフも鳥の名前』で
北海道戯曲賞大賞を受賞。一般社団法人毛帽子事務所 代表理事。
小原延之(こはら のぶゆき)【演出】
 2017年にアイホールで上演された『さよなら家族』に「劇場のある町」
という文脈が加わった。町の物語なのだから、伊丹が劇場のある町であることは
自然な話だけれど、ちょっとこそばゆい気がした。自分で自分を自慢している
ような気がしたのだ。だけど数年前、町の劇場の存続問題があった頃、
僕たちは、それを自慢しきれなかったのかもしれないし、市⺠の方々に自慢して
もらっていいことを告げたけれど、どうもこそばゆくなってしまって、結果、
それがいけなかったのかもしれない。今回、ごまさんとニットキャップシアター
のみなさんが、折角さよならを告げるための物語をつくってくれたのだから、
自信をもって、さよならに向き合いたいと思う。

【プロフィール】劇作家・演出家。1968年、福井県出身。
劇団そとばこまち7代目座⻑を務め、退団後、フリーの劇作家・演出家として
活動。2004年、「大阪教育大学附属池田小学校事件」をモチーフにした
『丈夫な教室』(第12回OMS戯曲賞最終候補)で評価を得る。
近年は、劇団大阪や高槻シニア劇団などの演出を手がけるほか、
吹田市と大阪大学との共同事業などにも参画し活動の幅を広げている。
また、教育現場における演劇の手法を使った授業を行うアウトリーチ事業の
講師としても活躍している。